日本初の産業用革手袋メーカー シモン 革手袋の歴史。
手と指のケガが職業性負傷の中で一番多いといわれています。作業環境が改善されつつある今日も、手袋の需要は安全と密接な関係を持っております。シモンは日本で初めての産業用革手袋メーカーとして長年にわたり多くの方にご愛顧をいただいております。
作業環境が厳しく変化する今日でも日々改良を重ねることで、作業者の安全を追求する製品として業界をリードし続けています。素材を厳選し、高度な品質管理システムのもとでの生産、さらに完成後、厳しい検査を経て出荷されますので、安全性、使い心地など十分満足してご使用いただけるものと確信しております。
手袋の素材について
手袋部位の名称
耐切創手袋の基準について
手袋本体に表示されたピクトグラムは欧州の規格EN388:2016に準拠した試験を行い公的機関から認証を受けていることを表します。
耐切創レベル 耐切創性の試験方法は、2種類あります。
b耐切創性試験〔クープテスト〕
試験片を測定台に固定し、5ニュートン[N]の荷重で回転刃を動かし、切断(貫通)するまでの往復回数を測定します。
これを標準布と交互に測定して、評価値を算出し、耐切創性をレベル0〜5で示します。
クープテストでは高い切創性を持つ試験片を評価する際、回転刃の鈍化・評価値の算出方法が要因で正確な検査結果が出にくくなります。
回転刃が鈍化したと判断された場合(※)、クープテストでの耐切創レベルは参照不可「×」となり、EN ISO 13997 TDM試験で評価します。
※試験片での試験後の回転刃によって標準布が切断されるまでの往復回数が、鈍化前の回転刃の3倍以上となる場合、もしくは試験片上での往復回数が60を超えた場合。
eEN ISO耐切創性 13997 TDM試験
「EN 388:2016」では上記に加え、新たに試験方法が追加されました。
対象片を測定台に固定して、試験刃を用い、20㎜長を切断するのに必要とされる切断荷重・ニュートン[N]を算出します。
その算出結果から、さらに測定を行い、耐切創性をレベルA〜Fで示します。
※回転刃試験の結果を参照できる場合、EN ISO 013997 TDM試験は任意となります。試験を行わない場合のピクトグラム表記は「×」表示になります。
手袋のゲージについて
編機の針の密度を表す数で1インチ(2.54㎝)の間に針が何本あるかを表し、数字が大きいほど網目が細かくなっていきます。
手袋の厚みは、糸の種類にもよりますが、一般的にゲージ数が小さいほど厚く、ゲージ数が大きいほど薄くなります。
ご使用上の注意
- 刃物や鋭利なものにあたると切れる場合がありますので使用にはご注意ください。
- 薬品・溶剤は浸透しますので、使用にはご注意ください。
- 汗や水漏れなどにより色落ちすることがありますので、ご注意ください。
- 絶縁用手袋ではありませんので活線時の作業には使用しないでください。
- 回転する機械に手が巻き込まれる恐れがあるときは使用しないでください。
- 体質によっては、かゆみ・かぶれ・発疹などを起こすことがあります。
異常を感じたら使用をお止めください。
- 直火に触れないでください。